PwC Japanグループ(グループ代表: 木村 浩一郎)は、10年後に必要とされる仕事やスキルについて考える中学生向け授業「未来のしごと」ワークショップのプログラム教材を、10月18日から無償提供します。
AIやロボティクスなどテクノロジーの活用が進み、社会のデジタル化が一層加速する中で、私たちの仕事や働き方は日々変化しています。世界経済フォーラムの調査によれば、2027年までに約23%の仕事が変化すると予測されており(*1)、次世代を担う人材がテクノロジーを活用した明るい未来を描き、変化に対応し続けるための力を育むことは、社会全体が取り組まなければならない課題です。
このような背景のもと、PwCはグローバル全体で、世界をより変化に強いインクルーシブな場所にすることを目指し、「New world. New skills. ―新たな世界。新たなスキル。―」をテーマに掲げ、デジタルデバイドの解消に取り組んでいます(*2)。
「未来のしごと」ワークショップは、同コンセプトのもと、PwC Japanグループが独自に開発した中学生向けのプログラムです。プログラムの中で、生徒たちは現存する仕事にテクノロジーをかけあわせながら、今はまだ予測のつかない未来の仕事について話し合います。生徒たち自らが、テクノロジーを使いこなし、自分自身の人生を前向きに切り拓いていくマインドセットの育成を目指し、2019年以来、延べ10校に出前授業として提供してきました。事後アンケートでは、参加生徒の約9割が「未来の仕事に対しての明るいイメージが持てた」と回答するなど、将来に対する前向きなイメージの醸成に寄与してきました。
学校教育の現場においては、生徒たちが自ら学び続ける力や対話力、問いを立てる力の育成がこれまで以上に重視されています。PwC Japanグループでは、このような目的に適う本プログラムを中学校の総合的な学習(探究)の時間でより幅広く活用いただけるよう、プログラム教材をパッケージ化し、ご希望の中学校に無償で提供させていただくこととしました。
PwC JapanグループのChief People & Culture Officerを務める佐々木 亮輔は、次のように述べています。
「個人の働き方は柔軟になり、若者を中心に、個人事業主化や兼業化など、ギグ・エコノミー(*3)が浸透しています。PwCはそうした変化にいち早く適応し、戦略として「Purpose-led, value-driven(共通の価値観を行動力の糧とし、パーパスを追求する)」「Community of Solvers(多岐にわたる分野の多様な専門家がスクラムを組んで課題解決を目指す)」「Human-led, tech-powered(人ならではの発想力や経験と、テクノロジーによるイノベーションとを掛け合わせる)」を打ち出しています。目的意識を持つ仲間とともに変革に踏み出すこと、経験から積み重ねられた英知を活用すること、既存の枠にとらわれずに新たな発想をすることなど、PwCならではの価値観を基に開発された本プログラムが、これからの社会を生きる日本の次世代が自分らしく才能を開花させるための一助となれば幸いです。」