PwC Japanグループ(グループ代表: 木村 浩一郎)と国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(工学系研究科長・工学部長:染谷隆夫、以下、東京大学)は、「AI経営寄付講座」第二弾となる社会人向けプログラムを、2022年1月12日より開講します。受講希望者の登録は、東京大学およびPwC JapanグループのAI経営寄付講座に関するwebpage上のフォームにて、本日より開始します。
PwC Japanグループと東京大学は、AIやデジタルの活用を通じて日本の競争優位性を高め、未来を創出する経営人材を育成することを目的に、2021年6月1日よりAI経営寄付講座を東京大学大学院工学系研究科(技術経営戦略学専攻)内に設置しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、政府や企業においてデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の機運が高まる一方、DXを支えるエンジニアやデータサイエンティスト、情報工学系の学生が圧倒的に不足しています。グローバルでは、テックジャイアントと呼ばれる世界的なテクノロジーカンパニーが市場を席巻しており、日本においてもAIとデジタルの力を理解し世界でも戦える経営人材の輩出が求められています。
このたび開講するプログラムは、6月より開講している学生向けプログラム(12月6日で全14回が終了予定)に続くもので、社会人を対象にしており、経営層を対象としたクラスも備えています。学生だけでなく、企業においてAI活用/推進の要となる人材に向けた講座を設けることで、AIの社会実装を進めると同時に、日本におけるAI人材やデジタル人材不足という喫緊の課題にも取り組みます。
※1 プレスリリース「PwC Japanと東京大学、『AI経営寄付講座』を設立」
https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/pwc-japan-university-of-tokyo-ai.html
社会人向けプログラムの特徴
本プログラムの主な特徴は以下2点です。
1. AIを学びたい社会人および経営層に特化したプログラム設計
社会人向けプログラムは、企業におけるAIの活用推進を目指すすべての社会人を対象にした必修科目「Basicコース」と、経営層を対象受講者と想定した「Advancedコース」から成り、Advancedコースには「CFO×AIクラス」および「CDO×AIクラス」が設けられています。Basicコースを通じて、デジタルのコアテクノロジーであるAIの基礎と、企業および特定の業界におけるテクノロジー活用を実務的な情報も踏まえ学習し、CFO×AIクラスおよびCDO×AIクラス受講者はその後、各役職に求められる新たな役割や、理解しておくべきAIによる企業革新最新動向や実践的な活用方法について修得します。
2. 東京大学およびPwC Japanグループによる講義とAI活用有識者を招いての対談を実施
本プログラムの各セッションは、講義と対談からなります。
講義:テクノロジー面からAIを理解するためのセッションは、東京大学工学系教授が講義を行います。ビジネス面でのAI活用について主に学ぶセッションは、PwC Japanグループの専門家が担当し、AI活用の全体像や背景を業種やファンクションをテーマに解説します。
対談:さまざまな業界でAI活用を牽引する有識者を招き、対談を行います。AI活用先進事例やAI Disruptionを仕掛けている企業の事例も交えながら、セッションテーマの最新動向について紹介することで、受講者に実際の活用イメージを持っていただくことを狙いとしています。