仕事は、難しいから面白い。

入社して以降、着々と成長を続けるコンサルタントたち。そこには知られざる決意や見えない努力がありました。若手社員は何を目標として、どのように達成してきたのでしょうか。その能動的成長ストーリーをご紹介します。

R.Kadokura(#strategyconsultant
PwCコンサルティング合同会社 Strategy& シニアアソシエイト

2019年に大学を卒業後、新卒でPwCコンサルティングの戦略コンサルティングチーム(Strategy&)に入社。メーカー、小売、IT、製薬、インフラ、官公庁など幅広い業界のプロジェクトに携わり、さまざまな課題の解決を支援。

※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。

STORY Part1 「その場で聞く」ことの大切さ。

入社してすぐに、自分の無力さを思い知らされる出来事がありました。先輩から資料作成を依頼され、長い時間をかけて自分なりに満足のいく仕上がりで提出をしたつもりでした。しかし、帰ってきた修正を見て愕然。「この文章では、言いたいことが伝わりにくいですね」「グラフは見づらいので消しておきました」。どの指摘にも反論の余地はなく、大きな悔しさだけが残りました。この悔しさをバネに、以降はなるべく指摘を受けないようなスライドを仕上げようという考えが強くなった私。しかし、新入社員が常に高いクオリティを保つことは難しく、ただ悩むだけで成果の出ない時間が増えていきました。そんなときにもらった先輩の言葉に救われました。「1人で完璧に進める必要はないので、早い段階で状況を教えてください。チーム全体で進めていきましょう」。自分が時間をかけて完璧にこなすことが、チームにとっては必ずしも最善ではない。この日から、仕事への捉え方・進め方が大きく変わりました。

先輩のアドバイスを受け立てた目標は、「適切な時間で完成度が高い仕事をできるようにする」ということ。そのために、分からないことはとにかく「その場で聞く」ように心がけました。1つの仕事に対してかかる時間や進め方を考えたら、まずはそれが上司のイメージと合っているかどうかを「その場で聞く」。そうすることで不要な作業が減り、仕事のクオリティも向上していきました。

また、仕事の「本質」を見極めることも意識しました。「そもそもこの作業はどのような目的で行うのか」「この資料でクライアントに伝えたいことは何か」。徐々に、本質を掴み、無駄を省くことができるようになっていきました。初めのうちは「調べる」「つくる」「整理する」など、すべきことが明確な作業を任されることが多かったのですが、少しずつできることが増えていき、「プロジェクト全体の論点を考える」「解決策を模索する」など、抽象度の高い仕事に携わることが増えていきました。仕事の難度が上がるにつれ達成感も大きくなり、年々仕事が楽しくなってきています。

STORY Part2 ロジックと素直さが武器。

自分の提案した内容がダイレクトにクライアントの課題の解決につながっていることを実感できたとき、やりがいを感じます。特に印象的だったのは、限られた期間内で厳しい数値目標を達成する必要があった案件です。「達成のための課題は何か」「どのような手順で進めるべきか」が全く分かっていないだけでなく、クライアントも現状把握ができていなかったため、毎週新たな課題が見つかる複雑な状況でした。そのため、毎日のように役員クラスの方たちと一つひとつ状況を整理し、アイデアや改善策を提案。その甲斐もあって、クライアントと同じ方向を向きながら無事に要件を達成できました。案件の後半には、クライアント企業内のミーティングにも呼ばれ、会議をリードすることも。終了後には「Kadokuraさんがいなかったら目標達成は無理だった。本当にありがとう」という言葉をかけていただき、自分の中でコンサルタントという立場を超えて信頼を獲得できたと強い手応えを感じました。

若手という立場でありながら、経営層にご提案をしなければいけないのがこの仕事。信頼を獲得するために意識しているのは、明確なロジックに基づいた提案を行うことです。重要なのは、クライアントの抱える本質的な課題とその原因を網羅的に考えること。そのなかで、各種条件を考慮しながら、課題を解決するために「必要十分」な解決策を絞り込みご提案。あらゆる手段を模索し、その中から論理的に選んでいくことで、クライアントに納得感を持っていただけるのです。一方で、アドバイスや反対意見を受け入れる「素直さ」も大切だと考えています。クライアントや先輩に限らず、後輩も含めて、相手の意見をしっかりと聞き、吸収することを心がけています。実際に、社内の優秀な先輩方は、知識量や思考の速さ、正確さがあるだけでなく、人の意見を上手くアウトプットに取り入れています。ロジックと素直さを意識し、憧れの存在に近づいていきたいですね。

STORY Part3 楽しく、真剣に働く。

入社してからこれまでの4年を振り返ってみると、目の前の仕事や自分の課題に向き合い続けたことが成長につながっていると感じています。その原動力となっているのが、コンサルタントという仕事を楽しむ気持ち。今後は、さらに難しく規模が大きい仕事も増えていくことでしょう。そのような状況のなかでも、楽しく、真剣に働き、成長を続けていきたいです。また、最近は後輩をリードする機会も増えており、マネージャーとしてチームをマネジメントして行く立場を目指したいと思います。Strategy&のマネージャー以上の皆さんは、高い論理的思考力やコミュニケーション能力に加えて、特化した専門領域を持っている存在だと思っています。これまではさまざまな業界の案件に関わろうと行動してきましたが、5年目となる来期は、得意分野を「絞る」ことも念頭に入れ、業務に取り組んでいきたいです。

Private

頭を使って問題を解くことや誰かと勝負することが大好きで、休日はほぼ毎週、友人と脱出ゲームやボードゲームをして過ごしています。ただ、最近運動不足を痛感しているため、後輩が企画してくれるフットサル活動にも参加してます。

若手の“能動的”成長ストーリー

困っているお客様を助けたい。
そのために、何をすべきか。

異国の地で味わった悔しさが忘れられない。最高の環境で成長し、いつかはリベンジを。
#itsolutionconsultant

 

仕事は、
難しいから面白い。

目の前の仕事や自分の課題に向き合い続けた。それが、成長とやりがいにつながっている。
#strategyconsultant

 

「プラスアルファ」はモットーであり、やりがいでもある。

データ分析スキルと高い行動力が武器。目標は、指名が来るコンサルタントになること。
#businessconsultant