グローバル人材マネジメント

日本企業の海外進出は1980年代から加速し、海外拠点の人材マネジメントは日本人出向者主体によるものから、ローカル人材の採用・育成・登用による現地化が進みました。同時に、ローカル人材の本社の主要部門への一部登用が実現するなど、人材マネジメントは進化を続けています。

一方で、「採用競争力が低いため、優秀な外国人人材を獲得・リテンションできない」「海外拠点ごとに人事制度が異なるため、同じ基準で人材を比較できない」「海外拠点にどのような人材がいるか適時に把握できない」など、グローバルに人材マネジメントする上での課題は依然として多く、日本企業がグローバルでビジネス競争を勝ち抜くためには、人材マネジメントのレベルをより一層引き上げる必要があります。

PwCコンサルティングはグローバルネットワークに蓄積された知見やデータを最大限に活用することで、クライアントのグローバル人材マネジメントにおける課題解決に向け、最適なソリューションを提供します。

PwCのサービス

グローバル人材マネジメント戦略策定
グローバル人事制度策定
グローバル人事機能変革
グローバル人事システム構築

グローバル人材マネジメント戦略策定

グローバルでのビジネス競争を勝ち抜くためには、新卒一括採用、年功序列、終身雇用といった日本特有の人材マネジメントを変革する必要があります。また複雑化したビジネス競争に対応するためには、多様な専門性を有する人材を擁する必要があり、人員数という量的な観点に加えて、質的な観点も踏まえた人材マネジメント戦略を立案し、実行することが求められます。一方で「人材」をすぐに変革することは不可能であり、現実的なアプローチを設計しなければ、変革を実現できません。
PwCコンサルティングでは、グローバルでの人材マネジメントとしてのあるべき姿を踏まえつつ、クライアント企業の現状も尊重し、現実的に変革可能なグローバル人材マネジメント戦略の立案を支援します。

あわせて「組織・人事戦略」もご参照ください。

グローバル人事制度策定

グローバルレベルでの採用・育成・配置といった人材マネジメントを行っていくためには、その基盤として、グローバル共通の人事制度が必要になります。グローバルでは、日本でも増加してきているジョブ型人事制度がスタンダードであり、グローバル人材マネジメントの実現にあたっては、ジョブ型人事制度への移行は不可欠になります。

PwCコンサルティングでは、グローバルでの人事制度のスタンダードや最新の潮流に関する知見を生かし、クライアントの海外拠点を巻き込みながら、グローバル共通の人事制度の整備・構築・導入を支援します。

あわせて「人事制度／人材開発」もご参照ください。

グローバル人事機能変革

グローバルで人事制度や人事システムを整備しても、人事の組織・機能が適切に構成されていなければ、効率的かつ効果的なグローバル人材マネジメントを行うことはできません。日本企業では、業務別（採用、異動・評価、教育など）に人事機能を編成しているケースが多いですが、グローバル人材マネジメントを行うにあたっては、CoE（Center of Excellence）・HRBP（HR Business Partner）・SSC&O （Shared Service Center & Outsource）によるモデルに変革していく必要があります。

PwCコンサルティングでは、定型業務のシェアードサービス化やアウトソーシングを行い、人事オペレーションの効率化を図りつつ、CoEやHRBPの配置・機能強化を行うことで、よりビジネスに貢献できる人事組織・機能への変革を支援します。

あわせて「人事機能変革（HR Transformation）」「ピープルアナリティクス」もご参照ください。

グローバル人事システム構築

グローバル人材マネジメントを行うためには、グローバル人事システムを構築・導入し、グローバルレベルで人材情報を一元管理・把握することが必要です。そして、グローバル人事システムおよび各種人事関連システムで収集した情報を素早く統合・分析・可視化し、速やかに人材マネジメント施策につなげていくためには、BIツールを導入する必要性も近年ますます高まっています。

PwCコンサルティングでは、グローバルにおける最新の人事システムやBIツールの動向を踏まえて、グローバル人事システムの構築・導入を支援します。

あわせて「HRテクノロジー・HRDX」「ピープルアナリティクス」もご参照ください。